初めてゴルフに触れたときから、誰もが心待ちにするであろうデビュー戦。そう、初ラウンドです!
練習場でがむしゃらにボールを打つことで備える人もいれば、ルールやマナーが気になってずっと調べてしまう人もいるようです。OBになってしまわないか、狙ったところに打てるのか···と悶々と初ラウンドの前夜を過ごす人もいることでしょう。

この記事では、初ラウンドでの平均スコアや、平均スコアを上回るための方法やコツをご紹介します。是非、参考にして初ラウンドに臨んでくださいね。

ズバリ!初ラウンドの男女平均スコアは?

先ずは、プレイヤーの皆さんの初ラウンドの平均スコアを見ていきましょう。今回は男性・女性、どちらのスコアも見ていきます。

初ラウンドでの一般的な男性の平均スコアは120~150ほど、女性の平均スコアは130~160ほどです。男女ともに120~140位を目指して初ラウンドにチャレンジするプレイヤーが多いようです。ただし、超ゴルフ初心者だとそれ以上に打数を叩くことも大いにあります。練習量にもよりますが、緊張や不安から思うようにプレーできない人がほとんどです。また、ホールの地形や距離により心理的プレッシャーも与えられます。

女性の場合は、多くのゴルフ場にはレディースティーと言って女性用のティーグラウンドがありますので、ホールの距離で悩むことも少なくなります。実際、筆者の初ラウンドのスコアは118、主人のスコアは147でした。(同年代、同ゴルフ場での結果)

初ラウンドまでの練習方法と期間

初ラウンドがいくら楽しみでも、「何もせず、ただひたすらにその日を待つ」なんてことはしませんよね。この項目では、来るべき初ラウンドに向けてどんな練習をどれくらいの期間で準備しておくかをご紹介します。

1、とにかくボールを前に出す練習を

距離はさておき、先ずは、とにかくボールを前に出せるようにしましょう。少しずつでも、ボールが前に転がれば、確実に次のショットに繋がります。
怖いのは、ボールが前に出ずにOBやハザードにハマり見つからなかったときです。ボールもなくなってしまいますし、何よりボールをなくしたことでペナルティの打数がプラスされてしまいます。練習場でのショットの8割くらいは曲がらない球筋で打てるようになっておきましょう。

2、ショートクラブの練習を

距離の大きく出るドライバーやウッドでの練習は気持ちいいですよね。ですが、ショートクラブでの練習も忘れないようにしましょう。ショートクラブとは、アプローチやピッチング、サンドなどのウェッジです。ウッドやアイアンと違って、ボールを上げて落とす…いわゆる「刻む」ためのクラブです。実際のラウンドでのドライバーの使用頻度は他のクラブに比べるとそう多くはありません。18ホールあっても毎回使うわけではありません。ところが、どのホールにもショートクラブの使用はついて回ります。グリーン周りでのショットでは必ず使用すると言っても過言ではありません。必然的に使用回数が多くなるショートクラブの練習を怠らないようにしましょう。

3、ショートコースでトレーニング

練習場でいくら沢山練習したからと言って、すぐにゴルフ場の予約を入れるのはNGです。ゴルフ場には、練習場にはない地形の変化があります。平坦な練習場で上手く打てているから大丈夫!とはなりません。そこで、一役買ってくれるのがショートコースでの模擬ラウンドです。実際のゴルフ場を小さくしたようなショートコースでは、地形の変化がある上でのショットだけではなくルールやマナーも一通り学ぶことができます。

どれくらい練習してから行くのがいいのか

練習場での数回の練習でラウンドに行こうとしている人をたまに見かけますが、あまりオススメできません。回数の問題ではなく練習の質も関わってくるからです。一概には言えませんが、ラウンドに行こうと決めたら、少ない時間でも毎日クラブを握りましょう。練習場では、闇雲に打ち続けるのではなく、自分なりに目標を立てて「質の高い練習をする」ことが重要になってきます。

筆者はゴルフに誘われてから、3ヶ月ほど、上記の内容でトレーニングしてからラウンドデビューしました。それでも、キャリアのある同伴者についてまわるのは大変だったと記憶しています。

既にラウンドの日にちが決まってしまっているような場合は、ゴルフショップのプチレッスンを利用するのも手です。もちろん、ラウンドが未定でも、少し習うだけで意識がとても変わりますよ。始めが肝心です!

初ラウンドで平均スコアを上回るためのコツ

練習はしたけれど、もう少し何か出来ることはないか···と考えてしまう人もいるでしょう。ここでは初ラウンドに行ったときに、気持ちスコアが上がるかもしれない作戦をお伝えします。
頭のすみに留めておいて、ラウンドのときに思い出してみるのも手ですよ!

遠くへ飛ばしたい気持ちを捨てる

広いフェアウェイに思いっきりボールを飛ばすのはゴルフプレイヤーなら誰でも憧れること。ですが、初ラウンドではそれは少し忘れておく方が良いです。飛ばそうとすればするほど、力が入り、普段通りのスイングは出来なくなってしまいます。遠くに飛ばしたい気持ちは少し置いておいて、先ずはボールを前に出すことを優先しましょう。

短い距離のショットは無理してボールを上げない

グリーン回りの距離の短いショットで、ボールを浮かせてカップの近くに落とす!というのも初ラウンドでは無理をしないようにしましょう。だいたいトップ(ボールの上の部分にクラブが当たり結構なスピードで低い位置を転がっていくこと)します。そのようなときは無理してボールを上げずに転がしてしまいましょう。忘れがちですが、転がしてはダメ、というルールはありません。

スコア以外を楽しみにする

せっかくの初ラウンドで、スコアばかりを気にしてしまっては勿体ないです。初めてのゴルフ場には色々な発見があります。珍しい動植物に遭遇したり、食事のメニューが地域特有のものだったり。意識的に気を抜くのは難しいですが、ちょっとしたことが気分転換になる事もあります。思わぬスコアアップに繋がるかも知れませんよ。

目指すべき理想のスコア

ゴルフを始めて、「何を目標にするか」と聞かれて多くの人は「スコア」と答えるのではないでしょうか。果たして、どれくらいのスコアが理想と言えるのか。ゴルフを長く続けると、様々な目標スコアの名称を耳にします。その中でも最も多くのゴルファーが目標としている「100切り」についてご紹介します。

どれくらいの人が「100切り」出来るのか

10年未満のプレイヤーで達成しているのは2割ほどのようです。裏を返せば、10年近くプレーをしても100を切れないプレイヤーもいるということです。もしかすると、あっさり100を切った!という人も少なくないのかも知れません。筆者はゴルフを始めて3年目でスコア100を切ることができました。ですが、その後も100をオーバーしたり、切れたりを繰り返しています。スコアはあくまでも目安です。「自分の目標」を大切にしましょう!

どうしたら100を切れる?

とは言え、100切りが気になるのも解ります。100切りは練習とラウンドの繰り返しが大事です。ですが、意識的な部分で近づくこともできます。

・各ホールでボギーを狙うくらいでOK。
各ホールでボギーをとったとしてスコアは90です。プラスして9ヶ所でダブルボギーを出したとしてもスコアは99。OBやペナルティを抜きにした計算ではありますが、狙いやすくなりませんか?

・無茶を減らす
例えば、グリーンが程近い位置で深いラフにボールが沈んでしまって「ここからグリーンに乗せればパーが狙えるな」というシチュエーションもゴルフではよくある話です。ですが、ここで本当にやろうとすると、大体失敗します。プロではないので、そういうときは近くのフェアウェイに打ち出すなどの工夫をしましょう。無茶はスコアを大幅に増やしかねません。禁物です。

・ショートショットこそ大切に
練習の方法でも少し触れましたが、ショートショットこそ大事にしましょう。飛距離が短くなりがちな女性は特に、です。ドライバーやウッドでのロングショットも飛べばもちろん、ショートショットこそ圧倒的に差が出ます。ピッチングやアプローチ、サンドなどのウェッジ(ボールを飛ばすためでなくあげるためのクラブ)を上手く使いこなす事が100切りへの近道です。

さぁ、初ラウンドです!

ゴルフの初心者の平均スコアや初ラウンドに向けての練習方法、目安となるスコアをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?初心者が不安に思いがちなルールは同伴者が知っていたり、やっていくうちに覚えたりできます。スコアも、ゴルフ自体が人生通してできるスポーツである限りは気長に伸ばしていけるものです。とにもかくにも、「初ラウンドは一度きり」です。まずは楽しんでプレーしましょう!

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