初めてゴルフ場でラウンドすることが決まり、不安がいっぱいの方も多いのではないでしょうか。ゴルフは独自のマナーやルールが覚えきれないほど数多くあるスポーツです。最低限のマナーを守れないと、相手に不快な思いをさせてしまったり、プレイに支障が出てしまうことも。また、プレイ中の立ち振る舞いだけではなく、行き帰りの服装や、プレイ中のゴルフウェアにもマナーがあります。

ゴルフのマナーやルールの最大の目的は、「みんなが気持ちよくゴルフを楽しめること」にあります。ぜひ、基本的なマナーやルールを抑えて、ラウンドデビューを楽しみましょう。

ここでは、これだけは知っておきたい初ラウンド時のゴルフマナー&ルールをご紹介いたします。

ゴルフラウンド前に気をつけたいこと

ゴルフラウンド前は準備することが多くありますが、具体的には何があるのでしょうか。

ゴルフバッグの発送

ゴルフ場の多くは郊外にあり、たいてい移動が必要となります。車で移動できればゴルフバッグを当日持っていけるので問題ありませんが、バスや電車などの交通機関を利用するとなると持ち運びが大変です。

その場合、宅配便でゴルフ場に事前に送ることができます。通常の荷物の配送と同様、宅配便の営業所かコンビニに持ち込むと、当日までにゴルフ場に届けてくれます。宅配用のゴルフカバーは、簡易的なものであれば宅配会社で500円程度のものを購入することもできますが、何度も利用する予定があれば耐久性に優れているものをゴルフショップで購入することをおすすめします。

また、ゴルフ場でクラブセットをレンタルすることもできます。フルセットを2,000~3,000円程で1日レンタルできますので、手ぶらでゴルフ場に行くことが可能です。ネットでもレンタルサービスがあるので、まだ自分のクラブセットを持っていない方も安心ですね。

スタートに間に合うように余裕を持って家を出る

ゴルフ場に遅刻しないことが最低限のマナーですが、だいたい1時間前には着くように家を出ることが大切です。ゴルフ場に到着した後の流れとしては、

①スタッフにバッグを預ける

②受付を済ませる

③ロッカーで着替える

④練習をする

⑤スタートホールに向かう

と、やることが意外とあるのであっという間に時間が過ぎていきます。特に初心者のうちは早めに行って、周りを見る余裕があるほうが落ち着いてプレイに臨むことができますよ。
万が一、遅刻しそうな場合は同伴者とゴルフ場に早めに連絡をしましょう。

10分前にはスタートホールで準備

10分前にはメンバー全員がスタートホールに揃い、いつでもプレイ開始できる状況がベストです。早めに行って、その日使うボール、ティー、グローブなどいつでも出せるように準備しておきましょう。また、一緒に周る同行者とキャディさんに挨拶することも大切です。その際、初心者で慣れていないことを伝えていれば、色々と教えてくれたりフォローしてくれますよ。

ゴルフラウンド中のマナー&ルール

ゴルフラウンド中はどのプレーヤーもプレイに集中したいもの。最低限のマナーを心がけ、お互い気持ちよく楽しいゴルフをしましょう。

他の人が打つときには静かにする

大声で騒ぐのは他のプレーヤーの迷惑になるので気を付けましょう。また、自分以外の人が打つ時に、アドレス(ボールを打つ時の体の構え)をとったら、音を立てないよう気を付けるのがマナーです。

打つ順番

スタートホールのティーショットの順番の決め方は自由ですが、ゴルフ場によっては金属製のくじびきの棒が置いてあり、順番を決めることができます。ティーショット後、フェアウェイでは基本的にホールから遠い人から打ちます。グリーン上でも、同じくカップから遠い人からパッティングを行います。同伴者より近くにボールがある場合は、邪魔にならないようにマーカーを代わりに置きましょう。また、セカンドホール以降は、その直前のホールでスコアが良かった順番に打ちます。スコアが同じ場合は、その前の前のホールのスコアで判断します。

バンカーでのマナー

バンカーの中にボールがある場合、できるだけ土手が低く、ボールに近いところからバンカーに入ります。アドレスをとった時や、スイング中にクラブが砂に触れるのはNGです。バンカーショットをした後は、レーキ(バンカーにある熊手)で地面をならしましょう。

グリーン上での注意

グリーンは繊細なので、むやみに走ったり飛び跳ねたりしないよう気を付けましょう。また、同伴者のパットライン(ボールからカップの間)やカップ周りを歩くことも、グリーンを傷つけてしまい、弾道が変わってしまうので注意が必要です。

球が隣のホールに行ってしまった場合には大きな声で「フォアー」

ボールを前の組に打ち込んでしまわないように、十分離れたのを確認してから打ちましょう。万が一、隣のホールや前の組にボールが当たりそうになった場合は、「フォアー!」と叫んで危険を知らせましょう。

スロープレーにならないように注意する(プレーファースト)

初心者のうちはミスショットを連発してしまい、なかなか前に進めず他のプレーヤーや後続グループに迷惑をかけることも。そうならないためにも、自分の打順が来る前に、ボール、ティー、使う可能性のあるクラブを3~4本準備しておきましょう。ボールがある地点までクラブを持って小走りで向かい、素振りは2回にとどめて速やかに打ちます。

また、自分の打ったボールだけではなく同伴者の打ったボールの行方を見届け、一緒に探してあげることもスロープレーを防ぐことができますよ。

「ナイスショット」など声を掛け合う

同伴者が良いショットを出したら、すかさず「ナイスショット!」と言ってあげましょう。互いにコミュニケーションをとることで気分も上がり、良いプレイにもつながります。

終了時、帰宅時のマナー&ルール

18ホールを全員周り終わったら、同行者とキャディさんに「今日はありがとうございました」とお礼を言いましょう。そして、同伴者と最後のスコア確認をします。スコアは毎ホール終了ごとに自己申告するので、ちゃんと忘れずにスコアカードやアプリなどに記録しておきます。

靴の汚れを落とす

クラブハウスに入るときは、必ずエアーガンでゴルフシューズについた汚れを落とします。
9ホールを周り終わってクラブハウスでランチをとるときも同様に、エアーガンで汚れをとってから入りましょう。

シャワーやお風呂で疲れをとる

ゴルフ場にはシャワーやお風呂があり、運動後の疲れた体を湯船に入って癒すことができます。利用料金はプレイ代に含まれており、タオルやアメニティも備え付けがあります。その際、着替えやメイク道具を持参するのをお忘れなく。
友人や家族と来た場合は時間を気にせずゆっくり入れますが、コンペやアフターパーティーがある場合や、車に乗り合わせて来ている場合は、必ず集合時間を確認してからお風呂に入りましょう。

忘れ物に注意

ゴルフ場ではいつもよりテンションも上がっているため普段しないようなうっかりミスをしてしまうもの。なにかと移動も多いため、ロッカールームやコースの中でも忘れ物をしてしまいがちです。携帯電話、サングラス、グローブなどの携行品はなくさないよう注意が必要です。
忘れ物の中でも意外と多いのがクラブの紛失です。ホールアウト後は必ず本数をチェックしましょう。

まとめ

ゴルフのマナーは、一見難しそうにみえて、実は覚えてしまうと自然とできるものです。一緒に周るプレーヤーや他のゴルファーが気持ちよくプレイできるよう気遣うことが大切です。
ルールも数多くあり覚えることが多いですが、最初は基本的なことを覚えて、あとは実践で身に着けていきしょう。

一度コースに出てみると、イメージがつきやすく上達も早いですよ。これからコースデビューされる方は、基本的なマナーとルールを守り、楽しいラウンドにしてくださいね。

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