目の日焼け対策！紫外線から目を守るには。日焼け時の対処法

みなさんは目も日焼けするって知っていますか？
顔や体には「日焼け止め」を塗って日焼け対策をするのに、目に日焼け止めって聞いたことありませんよね。目には通常の肌への日焼け対策とは異なった対策が必要となります。

この目の対策を疎かにすると、実は肌老化にも影響がある・・・！？

今回は紫外線が目に与える影響や、目の日焼け対策、日焼けしてしまった後のアフターケアについて見ていきましょう。

結論からお伝えすると、目の日焼けも顔や体の日焼けと同様に「紫外線」が原因です。
目に強い紫外線が入ると目の角膜はダメージを受けています。

ダメージを受けた目は、角膜が炎症を起こしたり、眩しさを感じたり、強い痛み、充血、涙目といった症状がでます。

目の日焼けに気づいていない方でも、

・白浜眩しい海で長時間遊んだ日
・白雪の眩しいゲレンデでウィンタースポーツを楽しんだ日
・1日中ゴルフラウンドした日
・いい天気の中で長時間ドライブした日

このような日を過ごした後、いつの間にか目が赤く充血していたり、目がしょぼしょぼ、シパシパと瞬きの回数が増えていたりと、目に違和感を感じたことがある人もいるかも知れません。

実はこれらは目が紫外線によってダメージを受けた「目の日焼け」の可能性が高いのです。

ダメージを受け続ければ、目の細胞は破壊され続け、白内障などの病気や最悪は失明につながることもあるため、日頃から十分に紫外線対策を行うように意識しましょう。

最近の研究結果では、目から入る紫外線が目だけのダメージに留まらず、皮膚のシミ・そばかすといった肌へも影響することが分かっています。

紫外線を浴びて目の角膜が炎症を起こすと、脳からの指令で紫外線から皮膚を守るため、メラノサイト（メラニン色素を生成する）を刺激するホルモンが分泌されます。それによって過剰にメラニン色素が作られると、結果、シミやそばかすの原因にもなってしまうというわけです。

「目の日焼けは目が痛いだけ」と甘く見ていると、せっかく顔や体に日焼け止めを塗って紫外線対策していても、いつの間にかシミやそばかすが増えている・・という恐ろしいことになってしまうかも。

そうならないためにも、紫外線から目を守る方法を確認していきましょう。

外国人ってサングラスをかけている人が多いなと思ったことはありませんか？顔の堀が深い外国人とサングラスってとにかくかっこよくキマっていて羨ましくなります。

そんな彼らは実はオシャレ以外にも「目を守る」という重要な目的があってサングラスを使用しているのです。

特に薄い色の瞳をしている外国人（欧米人）は光に弱く、日常の太陽光ですら眩しく感じることが多いようです。また角膜へのダメージも受けやすいため、サングラスを使うことで予防をしています。

日本人は濃い茶系の色をした瞳が多く、目の色素の薄い外国人に比べると、多少光には強いようですが、目周りの彫りが深い欧米人と比べて、目に光が入る量は欧米人よりも多いと言った研究報告もあります。

日本国内で過ごす分には、サングラスがなくても平気な私たちですが、紫外線を受けやすい顔立ちだからこそ、意識的にサングラスを使用して紫外線から目を守る必要があるのです。

そのためにも日常的にUVカット効果のあるサングラスをかけ、直接目から紫外線を取り込まないように目をカバーすることが大切です。

紫外線は、空からだけでなく、地面からの反射光といった色々な角度から降り注いできます。そのため、サングラスを選ぶときにはなるべく自分の顔のカーブに合ったデザインを選びましょう。そうすることで、隙間から紫外線が入りにくくより効果的に紫外線から目を守ることができます。

UVカット加工のあるサングラスには、レンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す「紫外線透過率」が数字で表示されています。よく見かける「紫外線透過率0.1％以下」という表記は、紫外線を99.9％以上カットすることができると言われます。透過率の数値が低いほど、紫外線をカットするので、低い数字のものを選ぶと良いでしょう。
「紫外線カット率」で表示されている場合もあります。その場合「%」で表され、例えば「紫外線カット率90%」と表記されていれば、そのレンズは紫外線を90%カットするということです。紫外線カット率は数値が高いほど紫外線をカットするので、高い数字のものを選ぶと良いでしょう。

目の日焼け対策にはサングラスが一番有効的ではありますが、日常で少しの時間外に出る場合などは帽子や日傘を使うだけでも紫外線対策になります。
ただ、紫外線は上からだけでなく地面の反射や色々な角度から降り注ぐため、できればサングラスとの併用が一番望ましいです。

どんなに日頃からサングラスで目の紫外線対策を行っている人でも、1日の気の緩みでうっかり目が日焼けしてしまうこともあります。

目が開けられない程の強い痛みや炎症を起こしている場合には眼科専門医に診てもらうことをおすすめしますが、目が少し充血している程度であれば、一番の改善策は目を休めることです。

実際には目を軽く閉じた状態で、しばらく目を休めましょう。その際に、冷たいタオルなどを目の上に乗せてほてりを取るのもおすすめです。

目薬にUVカットの効果はないため、紫外線対策にはなりませんが、紫外線によってダメージを受けた目の炎症をしずめる成分や、角膜保護成分が入っているものがおすすめです。

いかがでしたか？目の日焼けを甘く見ていると目のダメージどころか肌への影響があることが分かりました。紫外線は夏だけでなく一年中降り注いでいます。日頃からサングラスを習慣化し、目の紫外線対策も怠らないように意識しましょう。

うっかりダメージを受けてしまったら、放置せず早めにアフターケアも行いましょう。

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