近年、夏の暑さが年々厳しさを増しているように感じませんか?事実、気象庁が発表したデータによるとこの100年間で日本の気温は着実に上がってきているんだとか。この気温上昇とともに毎年夏になると連日、「熱中症」のキーワードを耳にします。

「熱中症にならないように・・」と気をつけていても炎天下の中、外で過ごさなくてはいけないスポーツや趣味、イベントだとどうすればいいの?と頭を悩ませている方も多いのでは?

こんな方におすすめの記事です!

・ゴルフ等の一日中、外で動くスポーツをする方
・山登りが趣味の方
・今年の夏は涼しく過ごしたい方

氷嚢(氷のう)と聞いて、昔ながらの熱が出た時に頭に乗せていたアイテムをすぐに思い浮かべることが出来るのはどの年代までなのかが気になる所ですが、そう、あの氷嚢が今やゴルフ業界始めスポーツ業界では欠かせないアイテムとなっているのです。

この記事では、そもそも氷嚢とは?という疑問から、効果的な使い方まで氷嚢の魅力についてたっぷりとお伝えしたいと思います。

氷嚢(氷のう)とは?ゴルフでも大活躍の氷嚢について

氷嚢(氷のう)とは、氷や水を入れて使用するゴム製などの袋のことをいいます。使い方は様々で

・熱を出した時に頭や首、脇などを冷やす時
・頭痛や歯痛など、幹部を冷やすことによって痛みを和らげたい時
・捻挫や打撲、肉離れなどケガをした幹部を冷やしたい時

など、病気やケガの時に使うイメージが強いですが、実は夏にこそ大活躍

・熱中症対策として体を冷やす時にも使える!
・日焼け後のクールダウンにも使える!


とてもシンプルかつアナログではありますが、「冷やす」ことに関してスペシャリストの氷嚢は使うシーンや使い方をマスターすると夏の最強アイテムになりますね。

氷嚢(氷のう)のおすすめデザイン&種類

昔の氷嚢といえば、水色の柄のない病院や学校に置いてあるようなシンプル(はっきり言ってしまうとダサい)デザインをイメージしませんか?でもでも、最近は氷嚢もおしゃれなんです。

本来、ケガをした時の応急処置として一時的に使用したり、痛みや発熱時のおしゃれとか言っている場合ではない時に使用するケースが多かったので、デザインよりも機能性重視だったのも分かります。

最近、かわいい氷嚢やおしゃれなデザインのものが増えてきた背景に、スポーツをする小中高生や大学生など若い層でも持ち歩く人が増えたことや、ゴルフや野外スポーツ・イベント時に1日中使用する等、氷嚢の使うシーンが多様化してきているんですね。

どんなブランドからどんなデザインの氷嚢が販売されているか少しだけご紹介します。
Amazonや楽天等のECサイトで「氷嚢」と調べるか「アイシングバッグ」「アイスバッグ」などでも調べられます。

スポーツブランドの氷嚢

adidas(アディダス)やasics(アシックス)、Mizuno(ミズノ)、New Balance(ニューバランス)といったスポーツブランドからスポーティなデザイン柄の氷嚢が販売されています。スポーツ時に使いやすいしっかりとした作りの氷嚢が多いです。

ゴルフブランドの氷嚢

夏場のゴルフで活躍することもあってゴルフブランドからも氷嚢が販売されています。おしゃれなデザインが多くて、一日中持ち歩くので使うたびにウキウキの気分になりますね♪

その他いろんな氷嚢

スポーツブランドやゴルフブランド以外にも雑貨店などでも販売されている氷嚢の中には、シリコンタイプでソフトな触り心地のかわいらしい氷嚢も。

100均でも買える氷嚢

100均のダイソーにも少し小さめの氷嚢が置いてありました!シロクマの柄がかわいいです♪他にも雑貨店で色々な柄の氷嚢が販売されているので、是非自分好みの氷嚢をみつけてみてくださいね。

ミスト付き氷嚢が人気急上昇!

ロフトでも、暑さ対策グッズの特設コーナーでスプレータイプのミスト付き氷嚢を発見!

ちなみに水玉やハートのかわいい柄の氷嚢や、ひんやりが持続し結露を防ぐ氷嚢カバーも販売されていました♪

簡単!冷たさが持続する氷嚢(氷のう)の作り方

それでは、氷嚢を実際に使ってみましょう。今回はこちらの氷嚢を使って、一般的な氷と水を入れて作る方法をご紹介します。

1.キャップを開けて「ふぅ!」と息を吹きかけて氷嚢を膨らまします
こうすることで氷や水を入れやすくなります。氷嚢の素材が硬いと膨らまないのでその時には無理に吹きかけなくても大丈夫です。氷嚢の下の部分を引っ張りながら広げましょう。

2.まずはたっぷりと氷を入れます
入れる順番は氷から。水からいれると氷を入れすぎた時に溢れてしまうので注意!

3.次に水を入れて氷嚢のキャップを閉じます
この時、水もキンキンに冷えた冷水を入れることで氷が溶けづらくより冷たさが持続します。

はい!できあがり!
とっても簡単ですよね!

冷たさを更に持続させるテクニック

氷と水を入れて作る一般的な氷嚢だと一時的に幹部を冷やす場合には十分ですが、ゴルフ等で外に持ち出すと数時間でぬるくなってしまうこともあります。

そこで、氷嚢の冷たさを持続させるテクニックをいくつかご紹介したいと思います。ここでのテクニックは氷嚢の素材や大きさ、耐久性等によっても使える場合と使えない場合があるのであくまでご参考に。

テクニック1)氷嚢ごと冷凍庫で凍らせてしまえ!


ゴルフをする日が決まっていたり、他の野外スポーツやイベントの日程がすでに決まっている方は数日前から氷嚢に水をいれて冷凍庫に入れておくと、当日とても冷たい状態で持っていくことができます。前日夜からだと、もしかすると氷嚢の中の水が氷になりきれていないこともあるかもしれないので、早めの準備を心がけましょう。

テクニック2)大きい氷より小さい氷をたっぷり入れるべし!


氷嚢に入れる氷は大きい氷よりもクラッシュアイスのように細かい氷を隙間ができないように詰め込むことで、空気に触れる氷の隙間が少なくなるので、冷たさも少しだけ持続します。

テクニック3)保冷効果が持続!塩を入れるべし!


「氷水に塩を入れるとさらに冷たくなる」という話を聞いたことはありませんか?

氷が水になってしまう温度は0℃ですが、塩を入れることで凝固点が下がり0℃以下の水が作れます。ということは、塩を入れるとそもそも氷水がより冷たい温度になり、さらには氷が溶けにくくなるという原理です。素敵!

テクニック4)使わない時はクーラーボックスへ!


テクニック1〜3では保冷効果を少しだけ持続させる方法をお伝えしましたが、暑い夏の日中に1〜2時間も持ち歩いている氷嚢の中の氷はすぐに水に変わってしまいます。ゴルフだとハーフラウンド終了時にはぬるくなってしまいますよね。

持っていける人や場所は限られてしまいますが、長時間冷たさを持続させるためにはクーラーボックスが役に立ちます。氷嚢を使う時のみクーラーボックスから取り出し、使わない時間は中にしまっておけばかなり長時間冷たさが持続するのでおすすめです。クーラーボックスでなくても、保冷バッグでも代用可!

熱中症予防対策!氷嚢の効果的な使い方、体を冷やすコツ・ポイント

夏場に起こりやすい熱中症の症状はめまいや失神、けいれん、大量の発汗、頭痛などさまざま。体温が上がってしまうことで、体温調節ができなくなったり、体の中の水分や塩分のバランスが崩れてしまいます。

真夏の熱中症予防は、水分補給や体温が上がりすぎないように長時間炎天下で活動しない等も重要ですが、氷嚢を使って定期的に体を冷やすことも熱中症予防対策の一つです。

体を冷やすためには体中を循環している血液を冷やす必要があります。

冷やすポイント①脈拍が取れるような皮膚の薄い場所

・手首
・ひじの内側
・ひざの裏
・首
・こめかみ

皮膚の薄い部分に氷嚢を数分あてているだけでも、体のクールダウンに効果的です。こまめに冷やすと良いでしょう。

冷やすポイント②血管が太い場所

・首
・脇の下
・脚の付け根

風邪の発熱など、早く熱を下げたい時にも効果的な場所ですが、血液がたくさん流れる太い血管が多い箇所を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

固定ベルトも活用してみましょう!

氷嚢をずっと持ち続けるのも疲れてしまう・・・そんな方には氷嚢を固定するベルトがおすすめです。

さて、だんだんとおしゃれなマイ氷嚢が欲しくなってきませんか?今年の夏は氷嚢で涼しく過ごしてみてはいかがでしょうか。

ゴルフ場で氷嚢を使ってみよう!

まずは夏のシーズンになると、ゴルフ場でも氷を用意してくれていたり、カートにはクーラーボックスが備え付けられていたりします。詳細は、ラウンドするゴルフ場に予め問い合わせると良いでしょう。

もし氷の用意のあるゴルフ場でラウンドする場合には、氷嚢を持って行くだけ!

作り方の説明のように、氷をたっぷりと入れた後に水を加え、良く揉んだり振ったりすればすぐにヒンヤリと冷たくなってきます。

特に暑い日は、前半ラウンドだけでもすぐに溶けてしまうことも考えられます。後半のラウンドが始まる前に再度新しく氷を入れて後半も安全にゴルフを楽しみましょう♪

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